高周波誘導加熱
高周波誘導加熱装置
高周波誘導電流による電磁誘導現象を応用した高周波加熱技術は、鉄鋼材料の焼入れ焼戻し・焼鈍などの熱処理をはじめ各種金属材料の鍛造・溶解・ロー付けなどの工業技術としてあらゆる産業分野に採用され、それぞれ異なる特性を持つ真空管式・サイリスタ式・トランジスタ式の各発振機が用途に応じて利用されています。
当社では受託加工部門での50余年の豊富な経験と独自のノウハウに基づき、高周波設備の近代化や品質の向上、周辺機器などについての多種多様なご要望にお応えしています。
高周波誘導加熱装置の特長
特長1短時間で表面焼入れができます。
特長2焼入れ深度の調整ができます。
特長3局部加熱ができます。
特長4均一で良質な焼入れができます。
特長5機械部品の材料として、高価な合金から安価な炭素鋼に変えることができます。
高周波発振機標準タイプ
仕様\装置名 | JMT型 トランジスタインバータ― | JHS型真空管式 |
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電源入力 [V(三相)‐kVA] | 200-440・20-260 | 200-440・10-450 |
発振周波数帯 [kHz] | 1~400 | 20~400 |
公称出力 [kW] | 15~200 | 5~200 |
冷却水量 [L/min] | 60~150 | 22~300 |
高周波発振機トランジスタインバータ―
省エネルギーを満足したオールソリッドステートタイプの高周波発振機として高効率・コンパクト・安全性などの特徴により多くの顧客の皆様にご利用いただいております。
周波数20kHz~200kHz、出力1kW~200kWまでを標準機種として製作しています。
JMT型トランジスタインバータ―シリーズ定格表
型式 | 出力 [kW] | 周波数 [kHz] | 受電電圧 [V] | 直流電圧 [V] | 直流電流 [A] |
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JMT-15 | 15 | 1~400 | 3φ、220 | 260 | 65 |
JMT-30 | 30 | 1~400 | 3φ、220 | 260 | 130 |
JMT-50 | 50 | 1~400 | 3φ、220 | 260 | 220 |
JMT-100 | 100 | 1~400 | 3φ、440 | 520 | 210 |
JMT-150 | 150 | 1~400 | 3φ、440 | 520 | 310 |
型式 | 直流出力 [kW] | 交流入力 [kVA] | 質量 [kg] | 冷却水量 [L/min] | 本体寸法 [mm](W×D×H) |
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JMT-15 | 16.9 | 20 | 165 | 10 | 600×450×1200 |
JMT-30 | 33.8 | 40 | 180 | 20 | 600×450×1200 |
JMT-50 | 57.2 | 65 | 195 | 20 | 600×450×1200 |
JMT-100 | 109.2 | 130 | 660 | 45 | 1000×955×1750 |
JMT-150 | 161.2 | 195 | 680 | 60 | 1000×955×1750 |
※この内容は機能向上のため予告なく変更することがあります。
諸焼入れ機
小型歯車、カムシャフト、軸物などの焼入れに便利なN-2QM型汎用焼入れ機を製作しています(N-2QM型は移動距離600、900、1200mmを標準化しています)。その他、専用焼入れ機及び自動焼入れ機をご仕様に合わせて設計・製作しています。
N-2QM型焼入機 操作・制御盤
(PSWプログラマー付)
小物部品専用自動焼入機
堅型焼入機・コンピュータ制御装置
ベット型焼入機横幅2m×長さ4m ストローク4m
N2雰囲気自動焼入機
シャフトの横型自動焼入機
稼働中のロボットと堅型焼入機
冷却ユニット
冷却液温と高周波発振機などの冷却水温を管理するための設備です。